首都東京の水没!年々高まるリスク

最近、大都市で集中豪雨が頻発し、大規模な床上浸水が起きるケースが目立っています。被害が拡大する理由は、「想定を超える大雨に対し、都市は無防備で、ぜい弱である」ことが、専門家の研究で明らかになってきました。河川の氾濫に加え、都市特有の発達した下水道が氾濫する「内水氾濫」が同時に発生。重層化した地下空間に流れ込む水が、人々の逃げる足を止める。こうした現象が都市化とともに、増えているのです。

今年4月、内閣府の専門調査会は、巨大水害が首都圏を襲った場合の被害について、初めて報告書をまとめました。そこには、荒川、利根川が決壊し、住宅が水没。ライフラインが停止し、最大400万人が避難を強いられる被害を想定。
首都圏の災害リスクは決して地震だけではないのです。

NHKスペシャルでは、都市を襲う水の姿を、調査報告書に基づきCG化し、徹底検証。最悪のシナリオから人々を守る、事前の「広域避難」について考えていきます。興味のある方はぜひご覧下さい(2010年9月1日午後8時〜)

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